【フリーランスのリスク】40代独身フリーランス、突然職を失う。

いや~、突然職を失いました(;'∀')
ちょっと油断していましたので反省です。

少しご説明しますと、フリーランスで仕事をする際には、基本的に「業務委託」という形式で仕事を頂きます。

企業から雇用されるのではなく、企業と契約を結んで、個人的に委託を受けるカタチですね。

フリーランスでの活動を始めて5年余り。
アルバイトも含めて、だいたい2つ以上の企業を掛け持ちしながら働いてきました。

ところが昨年の秋ごろから、5年ほど契約を結んでいる企業一本に絞って活動をしていたんです。

なぜかというと、楽しいから。
やりがいがあって楽しく、報酬も悪くない。

経験も積んで自信も出てきて、一生続けたいと思えるこの仕事をベースに、プラスαで頑張ろうと思ったんです。

繁忙期はその仕事に集中し、閑散期に様子を見ながら条件が合う企業を見つけて、契約を結ぼうと考えていました。

そして閑散期に入り、仕事を探していたところだったんですけど、突然、契約終了の連絡を頂きました。
理由は、社内で部門を設けることになり、外注は不要になったとのこと。

どうやら生成AIを使ってコスト削減を図る意図があるご様子でした。

いや~、いつかこの日が来ることはわかってはいたんですけど(;'∀')

ちょっと詳しくは書けないのですが、私の仕事のジャンルは、生成AIの影響をモロに受けるであろうことが想定できまして。
ChatGPTの登場で戦々恐々とするなか、いろいろと思うところもあったんですけど…

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これまでも、業務委託終了のお知らせが突然届いたことはありました。
その時は、他の業務をメインにしていて、そちらの業務は休止中だったので、何の影響もありませんでした。

でも、今回は違います。
メインに据えていたどころか、現在サブの仕事が無い状態です。

これはちょっと大変なことです。

生成AIは今、出現間もなく、しばらくは過渡期が続くでしょう。

今回のクライアントさんの判断については、個人的には、少し早すぎるように思っています。
閑散期の今、見えているものと、繁忙期のそれとは大きな隔たりがあり、その穴埋めは私たちがしていたので、クライアントさんは実態を知りません。
かつ、それは今のところ、生成AIでは対応しきれない部分であろうと想像するからです。

そうなるとマンパワーが必要となりますし、少なくとも過渡期の今、最終チェックに人間の目は必須だと思われます。

閑散期と繁忙期で業務量に数十倍もの隔たりがある場合、社内のリソースで事足りると判断するのはリスクがあるかもしれません。

ただ、そうなったときにまた外注をかければいいと考えればまあそうですし、そんな失敗を繰り返しながら、よりよいものが出来上がっていくのだろうなとも思っています。

時代の過渡期に立ち会えるのは面白いことですけれども、この時代に、フリーランスで働くことの大きなリスクも痛感しましたよ。

フリーランスで働き始めて、企業からの直接雇用がどれだけ恵まれているか、心底実感することもできました。

例えば、有給休暇。
アルバイトでも一定の労働条件を満たせば、有給は取得できます。
働いてもいないのに、お給料がもらえるなんて!!

普通に会社員をしていた頃は当たり前の権利だと思っていましたが、フリーで働いてからは本当にありがたい制度だなと思います。

あとは社会保険ですね。
厚生年金に加入すると自分で払うぶんプラス会社が払ってくれて、それが自分の年金として蓄積されます。

そして、健康保険。
会社が半分負担してくれるなんてすごいことですよ。笑

日本は雇用形態はどうあれ、会社に「雇用」される人たちに恵まれた制度が整っていることを感じます。
フリーランス自体が過渡期にあるといえますから、しょうがないことですけどね。


私は今、今後の道を模索中です。

就職活動、営業活動をしていて思うのは、まず年齢の壁。

日本では法律上、一部例外を除き、年齢を理由に雇用を断ることはできません。

求人広告に、例外として認められた理由がないまま「○歳以下」等と掲載することも不可です。

それでも年齢制限したい企業さんは、年齢を記載の上応募をさせて、年齢を確認した結果、返事をしない(書類審査にも進ませない)という手段を取っているように感じます。
現実はなかなか厳しいです。

とりあえず、今は実家住まいなので何とかなりますが(実家住まいでなければこのリスクは冒していないですが)、
将来的なことも考えつつ、今後どのように働いていくのかを考えていきたいと思います。

現在フリーランスで働いている方は、たとえいっときでも仕事を一つに絞るのはやめたほうがいいかもしれません。
(そのいっときの間にこんなことが起きる場合もあります(;'∀')

それから、今回、委託終了になる直前までその予兆に気付けなかった原因としては、クライアントさんとの間に別の企業が入る「下請け」だったことが挙げられます。

直接やり取りをするのはクライアントさんではなく、中間の企業さんですので、クライアントさんの温度感を測ることができなかったんですよね。。
今回、下請けのリスクも痛感しました。

現在フリーランスで活動中の方、これから始めようとしている方、リスク管理はできているとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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