ふと気がつけば、私には友達がいないのではないか?そんな風にも思えてきます。
本当に友達がいないのか?と問われれば、今でもたまに会うと昔のように語り合ったり馬鹿な話で盛り上がれる友人たちがいます。
でもそういった友達と会うのは数か月に1回程度で、家族や親せきとも離れて暮らす私は、基本的に一人です。
アラフォーにもなると、多くの人は週末を家族と過ごしますから、毎週顔を合わせるような友達ってなかなかいないんですよね。
この孤独感、何とかならぬものか?と、ちょっとググってみたら、こんな記事を見つけました。
「30~40代、「友達ゼロ」は人としてダメか 諸富祥彦・明治大学文学部教授に聞く」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131119/256051/
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この記事を読んでいて、私は元々、孤独なんて全然怖いと思っていなかったことを思い出しました。

かれこれ20年以上前、私が女子高生だった頃のことです。
当時、私が通っていた高校には、何をするにも一人で行動することをタブーとする雰囲気がありました。
トイレにすら一人で行く女子はおらず、誰かを誘っていくのが当たり前でした。
私はその雰囲気がとても嫌いで、せめてトイレだけは一人で行くことにしていたのですが、トイレに行く度に「友達いないの?」と訊かれてすごく面倒でした。
「友達いないの?」「うん、いない」
この会話を毎日毎日飽きもせず繰り返していた記憶があります。
(私自身は飽き飽きしていましたが)
実際に友達がいなかったわけではありません。
一人でトイレに行くことを認めてくれる友達ができたから、一人で行けるようになったんです。
いやこれもそうではなくて、私が「一人でトイレに行きたい」と伝えたことで、本音で話せる友達になれたのかもしれません。
当時の私は孤独に耐えられる強い人になりたい。そう思っていました。
なので、大学に進み、社会人になり、少しずつ一人で行動できる範囲を広げて、色んな場所に一人で飛び込むようになりました。
そうやって何でも一人でやっていたから、今も一人なんだろうな。
最近の私はそう思っていたのですが、そうではなかったのかもしれないです。
私は元々一人で行動すること自体好きでしたから、一人で色んなカフェやバーに出かけて、そこで新たな人脈を広げていたんです。
最近の私は、この年でバーや人が多い場所に一人で行くと可哀想だと思われないか?とか、虚しい気持ちになるんじゃないか?とか、人の目を気にするようになって、行動範囲が狭くなっていたんですよね。
誰かが一緒じゃないと行ける場所が少なくなっているので、新たな出会いもなく、結局一人で過ごす時間がますます増えているんです。
でもこういう人目を気にすることって、ほとんどは思い込みなんですよね。
他人は私のことなんて全然気にしていません。
私に足りていないのは、女子高生だったあの頃の私が持っていた、一人でトイレに行く勇気なのかもしれないです。
最近母に会った時に、「昔のあんたは心臓に毛が生えているタイプだったけど、あの毛はどこに行ったの?」と訊かれました。
「さあ?」と答えたら
「心臓の毛も年取ったら抜け毛になるんだねぇ」と言われました。笑
抜け落ちた毛をまた生やせるように、心のトレーニングをしなければなぁと思った本日でした。
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