私はけっこうファンタジー好きでして、DVDを借りて観てみました。
この映画を観て感じた、ものすごく個人的な感想を書いてみたいと思います。
あらすじ等は割愛しますが、この映画のシンデレラが、最初から違和感だらけなんです。
この映画の制作は、ディズニーですが、
ディズニーのシンデレラといえば、水色のドレスに金髪。それにガラスの靴。
プリンセスの中でも、透明感を前面に打ち出した存在ですよね。
しかし、この映画のシンデレラは違います。
透明感がまったくありません。(あくまで個人的な感想です)
最初から鳥たち(しかも黒い鳥)を操れるのは少し不気味な印象ですし、
魔法使いに変身させてもらうのでもなく、お母さんのお墓の前で金色のドレスと靴に変身するシーンもちょっと気味が悪いです。
金色のドレスというのも、若いプリンセスにはちょっと相応しくない印象なんですよね。
最初は、なぜこの配役?髪色?ドレス?靴?と疑問に思いましたが、
最後まで観てみた結果、これアレじゃないですか?
このシンデレラ、実は魔女じゃないですか?
シンデレラは、黒い鳥たちから色んな情報を得られるようですし、操ることもできます。
それを考えると、鳥たちが意地悪な義姉たちの目を潰したのも、王子とキスをしたパン屋の妻が不運の死を遂げたのも、なんだか合点がいく気がします。
魔女はどうやら独占欲が強いようですので、
浮気者の王子様より、シンデレラは無垢な赤ちゃんや子供たちを手に入れたくなったのではないでしょうか?
とても勝手な解釈ですけれども、そうやって見てみると怖いです。
「善と悪は解釈次第」と彼女たちが歌っていたように、それぞれのキャラクターがいろんな見え方をするように描かれていたと思います。
ディズニー以前のシンデレラの風貌はこんな感じのようですし、シンデレラ魔女説は飛躍しすぎだとしても(;'∀')
ところで、ジャックに優しくしたのに物を盗まれたあげく夫まで殺されて、地上に降りてきたらジャックに殺されちゃった女の巨人。
可哀想すぎないですか。
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