バセドウ病と風邪

先日健康診断で甲状腺の検査をしてもらったところ、甲状腺ホルモンの数値が高いとのことで、再検査になりました。
そして数日前、専門の病院に行き、再検査をしてもらった結果、バセドウ病と診断されました。

バセドウ病といえば…
数年前まではまったく聞いたこともない病名でしたが、歌手の絢香さんが公表して以来、わりと有名になったあの病気ですよね。

まさか自分が…?という感じではありますが、言われてみれば、思い当たる節しかありません(;'∀')

実は私、半年ほど前から急に痩せ始めまして、食べても食べても痩せていくという状態でした。
最初はラッキー!と思っていましたが、20歳の頃のベスト体重よりさらに痩せてしまい、頬もこけてきて何だか不安に思っていました。
おまけに、動悸やめまい、吐き気に下痢、日常的な手の震えと、慢性的な体調不良にも悩まされていたんです。

以前「カフェインはこわい。」という記事を書きましたが、考えてみれば、これもバセドウ病の症状にカフェインの交感神経を刺激する作用が働いて、症状を悪化させていたんだと思います。

カフェインをやめて症状は緩和されたものの、その後もやはり、体調は万全ではなかったんですよね。

そんなバセドウ病初心者の私が、この度風邪を引いてしまいました。
私はこれまで、風邪の引き始めには、葛根湯を飲んで汗をかいて寝るのが一番と考えていました。
実際葛根湯は私の身体に合っていて、早めに飲んで安静にしているとほとんどの風邪は治ってしまいます。

なので、今回も私はさっそく葛根湯を飲みました。
そしたらば、、、私はこれまで体験したことのない酷い動悸に襲われてしまいました( ;∀;)
胸が苦しく、これは救急車を呼ぶべきか?と思う程でした。(でもしばらくしたら収まりましたよ。その後とっても身体がだるくなりましたが。)

あとで分かったことなのですが、バセドウ病と葛根湯、どうやら相性が悪いようです。

注意書きにも甲状腺機能障害の診断を受けた人は「服用前に医師、薬剤師又は登録販売業者に相談すること」と書いてありました。(読んでませんでした。危ないです。)
葛根湯には、甲状腺ホルモンの作用を強くする成分が入っているようです。

というかこれは、市販の風邪薬全般に言えることらしいですね。
甲状腺機能亢進症の人は、風邪薬を飲む前には、お医者さんに相談した方がいいみたいなんです。

ということで私は今回市販の薬を諦め、近所の内科に行きました。
しかしやはり甲状腺の薬との相性や、また甲状腺ホルモンの数値が高い状態だと、出せる薬が限られているのだそうです。

私が内科で処方されたのは、熱さましのカロナール錠300と、トローチのみでした。
私は咳止めを希望したのですが、咳止めは副作用のリスクが高いので出せないと言われてしまいました。
どうしてもということなら、甲状腺の専門医に相談してくださいとのこと。

でも、甲状腺の病院は、自宅から遠い上に予約してないと数時間待ちなんですよね。。
熱と咳でしんどい中、数時間待ちはさすがにキツイです。

お陰さまで熱は下がりましたので、あとは咳!
これから仕事が忙しくなるので、できるだけ早く治したいのですが。。

今までだったらすぐに治っていたような風邪が長引いてしまい、おまけに飲める薬も限られて、
風邪を引いたことであらためて、自分が病気なんだなと実感してしまいました。

でもこれは、半分現実逃避で「大したことないだろう。」と安直に考えていた私への戒めだったのかもしれません。
バセドウ病とはこれからしばらくお付き合いすることになると思うので、しっかり向き合っていきたいと思います。
何事も知ることからですよね。

今後の経過はまたこのブログでも書いていきます。

【 2016/7/1追記 】
あまりに咳が酷いので甲状腺の病院に電話し、呼吸器専門医を紹介してもらいました。
風邪薬も咳止めも処方していただけましたよ。
夜も眠れず、仕事もまともにできない1週間だったので、助かりました。。
1週間で、3つの病院をハシゴしたのは初めてです!


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